幽霊のイメージを聞けば、髪が長く白い衣装で足が無く青白い顔を思い浮かべますよね。
なぜそうイメージをするのか?
江戸時代に円山応挙(絵師)が描いた、髪が長く白い衣装で足の無い幽霊(反魂香之図など)が有名になり、それ以来髪が長く白い衣装で足の無い幽霊が定番になっているのです。
驚かせるのが幽霊の仕事なら、病弱で青白くなくては誰も怖がりません。
お腹の出た恰幅の良い恵比須顔の幽霊が現れても怖くないですよねw
最近ではテレビや映画や動画で足のある幽霊が当たり前とされていますが、ひと昔前までは幽霊と言えば足が無いのが手当たり前だったのです。
ファッションと同じで、幽霊も進化しているのです。
猛スピードで走ったりするのですよw(瞬間移動すれば楽なのに・・・)
しかし、今でも衣装はと言うと白い着物かワンピースが定番ですが、そのうち下田影樹やりゅうちぇるのように派手な服を着た幽霊やガングロの幽霊が出るようになるかもw
幽霊の頭についている三角の布って?
そういえば昔は幽霊の頭には三角の布(三角頭巾)がついてましたよね。
あれ天冠って言うんですけどね、実は幽霊のTPOをわきまえた服装の一部で大切な物なんですよね~
あの世に行くと閻魔様に審判を下されるって考え方がありますよね?
閻魔様の前に出るには当然の服装で、それこそ
「天冠もつけずに閻魔様の前に現れるとは・・・無礼者!!」
生前の行いはおいておき、せめて服装だけでも怒られないようにww
みたいな感じだったんでしょうね。
どうしてもお化けは宗教臭さがプンプンするのですが、こんなちょっとした三角頭巾一つとっても中国から入ってきた仏教な思想が入ってると考えると結構興味深いと思いません?
仏教的に言えば天冠や宝冠と呼ばれますが他にも額烏帽子なんて言い方もします。
昔は祈祷師なんかが悪魔祓いなどをする時に額烏帽子をかぶっていたようですが、この時は白ではなく黒。
それがいつからか白になったのですから時代は常に動いているってのがこんな部分でも分かるんですよね~
だけどネットなんかでググルとお姫様なんかがつけているイメージの冠なんてのも天冠、お雛様やお内裏様のも天冠・・・ この言葉そのものが広い意味で使われているので、おばけだけって訳じゃないようです(汗)
三途の川を渡るには?あの世に旅立つ時のアイテム
数年前父があの世に旅立ったのですが、その時葬儀社が用意してくれたアイテムの一つに六文銭がありました。
三途の川を渡るための賃金なんですが、こんな風習が未だに残っていたのか!と思ったんです。
こっちの世界とあっちの世界の間に流れる川だと言われている三途の川ですが、こっちの岸からあっちの岸に渡るとあの世の世界。
ちなみに彼岸はあっち(彼)の岸って意味なんですよね♪
てか、そんな事よりも
今でも六文で渡れるんでしょうか???
凄く聞きたいんですが・・・
今の日本でタクシーに乗ればワンメーターでも500円は超えちゃうのに、
本当にそんなにお安くてよろしいのでしょうか??
賃金値上げの為に船頭さんがストライキを起こした結果、
知らない間に値上げとかしてないですよね???
父は六文、それも段ボールで作られた六文銭、六文銭と言われなければ分からない、子供でも見向きもしないようなお金を持って旅立ったのですが、大丈夫ですよね?
ちゃんと渡していただけましたよね?
幽霊のイメージ、髪が長く白い衣装で足がない話しを書こうとしたのに、誰に聞けば分かるのかすら分からない疑問が沸き上がってしまった(汗)