子供の頃幽霊の話になると何故かこっくりさんをしようと言いだす友達が周りに居てませんでしたか?
白い紙に「はい」と「いいえ」、鳥居、0~9の数字、50音を書き、その紙の上に10円玉を置いて皆で10円玉に指を添え
「こっくりさん、こっくりさん、どうぞおこし下さい」
と話しかけ質問をする占いのようなものです。
呼ぶのに失敗すれば低級霊が降りて来て悪さをするという怖いこっくりさんですが、あれって本当に10円玉が動くのかな?
何度挑戦してもピクリとも動かないんですよね(汗)
あまりに動かないので私、皆にばれないようの指に力を入れて動かした事があるんですW
皆は「キタ~!」とか言って盛り上がっていましたが・・・
10円玉が動いたと良く聞きますが、誰かが少し力を加えてるんじゃないの?って思うのです。
力を加えた本人さえ黙っていればあとの人は本当に動いたと思うのだから。
何故こっくりさんはこんなに有名になったのか?
例えば、4人でこっくりさんをします。
一人が力を加えればあとの3人は本当に動いたと思い他の人に言いふらすので、どんどん噂が広まるのではないでしょうか?
その内、憑依されたとか、不幸が続いた、とか噂に尾びれが付きブームになったのでしょう。
こっくりさんを禁止する学校とかも出てきましたが、学校からすれば
- 「不健全な遊び」
- 「取りつかれたと平気でウソをつく子供が増えた」
- 「勉強に集中しない」
など色々問題があり禁止したのですが、こっくりさんがダメなら、若い頃のパワーはすごくて今度はキューピットさんさんやエンジェル様と名前を変えて引き継がれていったのでした。
恋愛に強いキューピッドさんやエンジェルさん
男子の間では狐狗狸さんでしたが、さすがに女子。
恋愛に強いキューピットさんやエンジェルさんは人気が高かったんだそう。
やり方は同じでも質問内容が
- 〇〇君の好きな人は?
- 〇〇君に告白したら成功する?
- 〇〇君は私の事をどう思ってる?
そんな恋愛に関する質問ばかりを隣でしていた女子を横目に見ていた記憶があります(笑)
1970年代に大ブームとなったこっくりさん
ブームの火付け役となったのは「後ろの百太郎」と呼ばれる怪奇漫画。
ここに書かれた事でブームが起こったと言われています。
低級霊、特に動物霊を呼び答えを貰う・・・
それが正しいか?よりも一つの遊びだったのですが、これ一種の集団催眠じゃないか?って言われてるんですよね。
指先の10円玉に集中し、
「必ず何かがやってくる」
と誰もが信じながら質問を繰り返す事で、一種の催眠術をかけているような物なのかもしれません。
そして催眠術には最後、解くための方法があるのですが、この場合は
「こっくりさんおかえり下さい」
という言葉が術を解く方法。
そう考えると、幽霊や心霊現象といった不可視な物ではなくこっくりさんは催眠術。
そんな風に考えればあれだけブームになった事もうなずけますよね!